屋根の修理・補修の方法

屋根の修理・補修には、前の章で説明した塗装・漆喰の修繕・ひび割れの補修などがありますが、ほかにも様々な、「傷みにあった」方法がありますが、今回は補修が難しくなった場合の2種類の例についてかかせていただきます。

屋根工事、足場で作業中もしも、スレートが踏んだだけで割れてしまうような場合、ヒビの補修をして塗装をしても塗装をしている間にヒビが増えていき、塗装が終わった後にもすぐにひび割れてしまいます。その場合、いくら補修をしても無意味になってしまうので、屋根材をすべて剥がして新しいものを付ける(葺き替え)場合とその上から新しい屋根材を付ける(カバー工法)というものがあります。屋根カバー工法の場合、屋根葺き替えよりも費用が安くすむ場合があります。

スレートにはアスベストが含まれている場合があります。ご存知の通りアスベストとは体内に入ると癌になってしまう物質が含まれていて、割れたものを踏んだり、割れていないものを割るとアスベスト繊維が飛散して周囲にいる人の体内に入ってしまいます。2011年以前に製造されたスレートにはアスベストが含まれている可能性があります。

屋根材を解体して処分場に持っていく場合、処分費が「アスベスト含有していないもの」に比べて3~4倍ほど高くなってしまいます。当然数千円という処分費でもないので金額は押さえたいものです。

そのためにはカバー工法がお勧めです。カバー工法は既存の屋根材の上から付けるので処分費がかかりません。

処分費を浮かせるのに合理的なのは確かなのですが、アスベスト含有ではないスレートやトタンにも有効なので、葺き替えとカバー工法で金額の比較をしてみて安い方法を選ぶのも一つの手です。

 

「屋根葺き替え」とは既存の屋根材を新しいものに変えることです。

処分費の関係上、費用はカバー工法より高くなります。3.11の地震以降日本のどこであのような地震が起きてもおかしくないと言われていて、現に熊本県でも大きな被害がありました。瓦の場合、屋根がとても重く、それを支える屋根より下の部分には大きな負担がかかってしまいます。阪神淡路大震災のような叩き付けるほどの大きな縦揺れが起きた場合お住まいが潰れてしまうことも起こりえます。そのため、瓦から他の屋根材に葺き替える方も増えています。

今は、耐震構造がとても優れた家ばかりなので、そこまで気にすることもないのですが、気になるようなら葺き替えするのもよいでしょう。葺き替えは傷んでいない屋根材にも有効で、お住まいのイメージチェンジのために工事する方も多いようです。